【2020】最新の無料動画共有・配信サイト10選!

国内発の動画共有サイトとして一世を風靡した、ドワンゴの『ニコニコ動画』が勢いを落として数年。最近は国内でも、Google社の『YouTube』が一強…という雰囲気。最近はHuluやNetflixなど、サブスクリプションでの動画配信サービスの利用者数も急速に増加しています。

そんな中、長年複数の動画サイトを愛用してきた私からすると、他の動画共有・配信サイトも負けていないぞ…と謎の対抗心が。そこで最新の動画共有・配信サイトについて、話題のサイトをいくつか紹介していきたいと思います。

Twitch(ツイッチ)

Twitchは、ゲーム実況に特化した動画配信のプラットフォーム。2014年にAmazonがTwitchを買収し、運営を行なっています。ゲームの実況プレイやe-Sports大会など、ライブ配信が中心。全世界で毎日1500万人以上が視聴するという、巨大プラットフォームです。

ゲーム大国と言える日本でも会員数は急激に増加しており、現在世界3位の視聴者数1日の平均視聴時間100分を誇るそう。

特徴は配信者と視聴者とのコミュニケーションがすぐに取れる点。配信映像の横にはチャットが用意されており、配信者や他の視聴者とのリアルタイムでの会話を楽しめる点が醍醐味と言えます。

チアーと呼ばれる「投げ銭機能」や、サブスクライブと呼ばれる「スポンサー契約」など、視聴者が直接配信者に金銭的なアプローチをかけられることも特徴。YouTuberのように、動画配信で生計を立てる方も多数います。

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优酷(YOUKU)

こちらのYOUKUは、”中国版YouTube”と呼ばれるほど、中国で高い人気を誇る動画共有サイト。月間で数億PVを誇る巨大サイトです。オリジナル動画を中心に映画、ドラマ、アニメなどが配信されています。2006年から運営を行なっており、昔から利用していたという方も多いのではないでしょうか。

YOUKUの特徴と言える1つが、投稿する動画に上限時間が設定されていないこと。数時間に及ぶ長編の動画も多くアップロードされています。一昔前は日本アニメの違法アップロードも目立ちましたが、近年はそのような動画は減少し、真っ当なオリジナル動画が増えている印象です。

中国国内では、爱奇艺Tencent Videoテレビ局や映画館と提携した動画サイトがあり、アニメやドラマ、映画などの動画コンテンツを視聴する方はそちらに流れている様子。一時期の無法地帯からは生まれ変わり、クリーンな動画サイトに生まれ変わったと言えるでしょう。

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IGTV

IGTVはInstagramが運営する、スマートフォン向け動画共有サービス。Instagramのアプリとは別に展開されており、同サービスでは最大1分ほどの動画や、30秒ほどのストーリーしか投稿できない一方、IGTVでは最大15分(認証済みアカウントの場合は60分)の動画を投稿することが可能です。

最大の特徴が、スマートフォンでの閲覧に適した、大画面縦型動画を共有できること。PC・タブレット向けのサイトでは、スマートフォンで視聴する際に動画が小さく表示されてしまい、全画面表示にしてもスマートフォンを横向けにする必要があるというデメリットが。

また自身のInstagramのフォロワーを引き継ぐことができるため、既に一定数のフォロワーを得ている方であれば、イチから視聴者を集める必要がありません。Instagram内検索結果にもIGTVの動画が表示されるなど、自分の動画への誘導も可能なので、Instagramを利用している方にとっては始めやすいサービスと言えます。

企業や芸能人のSNSマーケティングも活発化する中、これまでのInstagramでは発信できなかった長時間動画の投稿を通じて、ファンや顧客の集客・囲い込みにも利用できるのではないでしょうか。

IGTV

IGTV

Instagram, Inc.無料posted withアプリーチ

 

哔哩哔哩(bilibili動画)

bilibili動画は中国の動画共有サービスで、ニコニコ動画のように動画内にコメントが流れるのが特徴。動画プレイヤーやサイト全体の作りも、一昔前のニコニコ動画を彷彿とさせる印象です。日本アニメの公式ライセンスを取得し、定期的に公式配信なども行なっています。

投稿されている動画は、アニメやコミックなどがメイン。またTwitchのように、気に入った視聴者に向けてコインを渡すことができる投げ銭機能も。何より、サイトも比較的軽く動画のシークも自由。UI/UXも良く使いやすいなど、当初はニコニコ動画の模倣サイトのような立ち上げだったにも関わらず、完全に本家のクオリティを凌駕していると言えます。

TVer(ティーバー)

こちらは在京民放キー局5局が共同で立ち上げた、テレビ番組の無料配信サービス。各局が動画サイトへのテレビ番組の違法アップロードへの半ば対抗措置のような形で、一度放送した番組を広告付きで無料配信するTVerが立ち上げられました。

基本的には、一度放送したテレビ番組を1週間限定で無料配信する形が多く、見逃してしまったドラマやアニメを追いかける際にも大変便利です。Amazon FirestickTVなどで視聴できる点も使い勝手が良いですね。

オリンピックや世界陸上などのイベントをはじめ、スポーツの国際戦などの配信も豊富。2019年8月からは公共放送であるNHKの番組配信もスタート(こちらは受信料の支払い対象外だそう)するなど、国内のテレビ番組配信のプラットフォームとしての立ち位置を築き上げているといえるサイトです。

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AbemaTV(アベマTV)

AbemaTVはサイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資するインターネットテレビ局。無料でユーザー登録なしという手軽さでニュース、アニメ、ドラマ、バラエティなど約30チャンネルが楽しめます。

家でテレビをザッピングするような感覚で、配信されている動画を見ることができるスタイルで人気を確立。2019年には有料会員プラン「Abemaプレミアム」の利用者数が35万人を突破。スマートフォンアプリのDL数も3700万以上を誇ります。

Abemaプレミアムは月額960円の有料プランで、配信動画のDL機能やライブ配信動画の追っかけ再生、共有期間終了後のコンテンツ視聴などの機能があります。サービス開始から近年までは、赤字覚悟の半ば先行投資のようなサービス提供で、ユーザー数拡大を狙ってきたAbemaTV。ついにマネタイズに本腰を入れ始めてきた印象もあります。地上波テレビ番組VSネット動画の構図がさらに激化すると見られる今後、動向が楽しみなサービスです。

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Dailymotion(デイリーモーション)

Dailymotionはフランスの動画共有サービス。2005年からサービスを続ける老舗サイトで、実はYouTubeよりも立ち上げが早いという古株サイトです。ヨーロッパで高い人気を誇る動画サイトですが、何せ日本語動画が多くアップロードされている点が大きな特徴。

日本語で検索してもアニメを中心に多くの動画がヒットするので、他のサイトのように英語や多言語で検索するといった必要がありません。ニコニコ動画やYouTubeなどでは削除されてしまったアニメのMAD動画なども多く生き残っている様子です。

Veoh

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ひまわり動画

FC2が運営を行なう動画共有サービス。こちらもニコニコ動画のように動画内にコメントを流すことが可能。

他の動画共有サイトの動画にコメントのみを重ねる「寄生型動画サイト」と呼ばれる形態をとっていましたが、近年は独自のアップローダーも備えて自サイトで動画のアップが可能となりました。ニコニコ動画も昔はYoutubeの動画にコメントを重ねて流しているだけのサイトでしたね。

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Vimeo(ヴィメオ)

ゲームやテレビ番組、映画などの商用動画作品の利用を一切禁止している動画サイト。クオリティの高いクリエイティブな動画配信をコンセプトに、ユーザー自信が制作した作品以外のアップロードは一切禁止という徹底ぶり。映像作家や写真家などのクリエイターのハイセンスな動画が集まっています。

他の動画サイトでは商用コンテンツを利用した動画配信が主流の中で、独自のコンセプトで差別化を成功させているといえるでしょう。

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次世代移動通信システム5Gの開始によって、外出先での長時間の動画視聴・DLなどの敷居もかなり低くなると見られる今後。スマートフォンユーザーに最適化されたIGTVや、ゲーム実況の生配信に強みを持つTwitchなど、動画サイトの在り方もどんどんと変化していくことが予想されます。

それぞれのサイト・サービスによって強みを持つコンテンツも多種多様なので、「今はほとんどYouTubeしか利用しない…」という方も、ぜひこれを機に他の動画サイトも覗いてみてはいかがでしょうか。

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