こんにちは。本日、兼ねてから欲しいと思っていたSurfaceを購入いたしました。
如何にも宣伝を煽るような記事タイトルになりましたが、価格の面で、自分至上最も良い買い物が出来たんじゃないかと思ったので、安く購入できた方法を記事にしてまとめてみました。
どのくらい安く購入できたかというと、価格.comの最安値から15,000円ほど安価で購入することができました。
購入までの所要時間は2~3時間程度で、3軒の王手家電量販店を廻りました。勿論店員さんとの価格交渉は不可欠となりますが、交渉と呼べるほどの大それたことは何もしていません!
自分自身交渉事は大の苦手です。今の仕事の中で一番苦手な業務は得意先との商談です。そんな私でもこの安値で購入できたので、世の中の大半の人は大丈夫だと思います。
普段実店舗での価格交渉はしないという方でも一度この記事を見てチャレンジして頂ければ幸いです。価格コムの最安値を妄信しすぎるのはいけません。ネットの最安値の限界突破は実はさほど難しくないのです!
ちなみにまだこの記事はSurfaceからは書いておりません。まだまったく使いこなせてません。
Surfaceってなに?
まずSurfaceとは何なのか簡単に説明しておきます。
Surfaceとは、マイクロソフトが製造する、タブレット端末・ノートパソコンの総称です。
2012年10月(日本では2013年3月)にSurfaceブランド第一弾となる「Surface RT」が発売されました。
マイクロソフトはWindowsというOSを作っていることは皆さんよくご存じだと思いますが、
今までパソコン本体そのものの製造・販売というのは行っていなかったんですね。
初めてマイクロソフトが販売したパソコン(タブレット)がSurfaceということになります。
Surfaceはタブレットとノートパソコンの機能を併せ持った2in1と呼ばれ、画面部分は単体でタブレットとしても利用でき、キーボードは着脱可能なのが特徴です。
新幹線の中でできるビジネスマンのふりをしたいので購入しました。
自分が今回購入したのはSurfaceのpro4と呼ばれる機種になります。
いくらでSurface pro4を買ったの?
まずはこの記事を書いた自分の成果を発表しておきます。
今回自分が購入したのはSurface pro4の最廉価版SU3-00014、他のモデルとはCPUやメモリ容量・HD容量などに差があります。それとSurface pro4のタイプカバーブラックの2点
それぞれの当時の価格.comの最安値を見てみましょう。
Surface pro4本体の最安値は税込79,999円
ひと月前の6月では、最安値は92,800円だったので、1か月で13,000円ほど価格は下落したことになります。
この大きな価格下落は、最新機種のSurface proが6月15日に発売されたのが大きな要因だと思われます。なのでそこまで最新スペックを求めないユーザーにとってはまさにこのタイミングがSurfaceの買い時であったのではないでしょうか。
キーボードの最安値が税込14,713円
Surfaceはキーボードはほぼ必須アイテムですが、別売りで値段もそこそこするのが痛いです。
しかし今回はこのキーボードが別売りという点がトータルで安く購入できた大きな理由の一つとなりました。ここは後で詳しく説明します!
以上の2点合計税込94,712円が、購入当時価格.comが提示していたネットで買える最安値となります。
そして結果として今回、私が2つの商品を購入した合計金額は税込79,560円です。
ただでさえ安い価格.comの最安値より15,152円安く商品を購入することができました。
自分はそもそも価格交渉は得意ではありませんし、今まで家電を交渉して購入した経験も殆どありません。そんな自分でもこの価格まで下げられたということは、交渉事が得意な人であればもっと安く買えるはずです。
今後最安値が更新されて、さらに価格が下がるかもしれませんが、何も行動しなければ即日そのまま価格.comの最安値で2品とも買う予定だったので、結果として15,000円近くお金が浮いたのはとても嬉しいです。
どうすればSurfaceを安く買えるのか?
さて前置きが長くなりましたが、ここからがこの記事の本編です。
どうすれば価格.comよりも安い価格で商品を購入することができるのか。
自分の体験をもとに、時系列を追って解説していきます。
まずは事前に市場価格をきちんと把握しておく!
まず初めにしなければいけないのが、買いたい商品の価格を正確に知っておくことです。
実際に家電量販店に赴いて、店員さんと価格交渉をするわけですから、商品の価格相場を知らなければ戦場に丸裸で戦いに行くようなものです。
価格といっても、事前に調べておくのは定価と市場価格(最安値)の2つとなります。
定価はメーカーが提示している金額のことですね。メーカー公式サイトの商品ページに行けば表示されていると思います。
そして肝心なのが、市場価格を把握するということです。メーカーが提示している定価だけを知っていても、実際の市場での価格はもっと値下がりしているかもしれません。
反対に定価よりも市場価格のほうが高くなっている場合もあります。
任天堂Switchなどは現状定価よりも1.5倍程の価格で売られています。
市場価格はamazonやヤフオクなどで実際に販売されている価格などを参考すればよいでしょう。
この間このサイトで紹介した、各ショッピング・オークションサイトでの商品の価格相場を一括検索してくれるaucfanを使うと便利です。
ショッピングサイトで一般的に売買されている価格を見たところで、お次は現状の最安値を確認しましょう。
ネットで商品の最安値を確認するといったら「価格.com」ですよね。利用したことがある方も多いのではないでしょうか。
定価・市場価格・最安値の3つを確認することが交渉の上で重要になります。商品の発売直後などはこの3つの価格差は比較的小さいですが、時間に比例して市場の様々な要因が影響することでこの3つの価格は変動していきます。
商品の価格をきちんと把握できたら準備は完了ですが、ここできちんと理解しておいて欲しいことがあります。価格.comで公開されている最安値はあくまで「ネット上で、価格交渉なしに買える最も安い価格」ということです。
すなわち、実店舗に買いに行くのが面倒くさい、食品や日用品などそもそも価格交渉するような商品じゃない。と言った場合は、素直に価格.comの最安値のお店でぽちっと買えばよいでしょう。
しかし、比較的高価な物、特に家電などは価格コムの最安値をあまり信じすぎない方がよいです。
実店舗で初めからプライスカードに記載されている値段が、価格.comの最安値よりも安いことは滅多にありませんが、きちんと店員さんと交渉すれば最安値の限界を突破をすることはそれほど難しいことではありません。
それでは実店舗に足を運びましょう。
どこの店舗に行けばいいか
まず初めに、どこで商品を購入するかという話になりますが、
お勧めは大手家電量販店です。最近は減りましたが比較的規模の小さい電化製品屋には行くべきではありません。
理由としてはいくつかありますが、一言でいうと「価格.comの最安値情報を交渉材料として使いづらい。」というのが大きな理由です(笑)
ネット販売では実店舗を持たないショップなどもあり、家賃・人件費などの固定費が低く抑えられるので、それを価格に反映しやすい。というのは皆さんも知っての通りだと思います。
お店の人もネットの方が安いなんてはなから重々承知なんですよ。それでも地域密着の商品の保証・修理など、サービス面で価格差を埋めようとしているお店が多いわけです。
そんな中、急にお店に入ってきて「ネットでは最安値が~」とはなんとも言いづらい!(笑)
交渉能力が人一倍長けているなら別ですが、なかなかネットの価格は持ち出しにくいのが現状です。
仮に交渉したとしても価格.comの最安値より安くするのは至難の業ではないでしょうか。
一方王手家電量販店では、そんなこと気にする必要は一切ありません。
店員さんの方も価格については知り尽くしています。お店も規模で勝負しているので、ネットの最安値との勝負になることは店員さんも覚悟の上なわけです。
確実にネットの最安値の存在は店員さんは知っています。
たとえリアルタイムの価格動向は知らなくても、価格交渉の途中、「少々お待ちください」と言って奥で価格.comで最安値を検索しています。実際お店のPCには価格.comは確実にブックマークされています。
というわけで、安く購入するためにはやはり王手家電量販店に行くのが良いでしょう。
できれば2.3店は廻りたいので王手家電量販店が密集している地域に行ければベストです。
いざ入店!価格交渉で初めにすべきこと
さてお店に入ったら、お目当ての商品を探しましょう。商品の前で数分悩む素振りでもしていればすぐに店員さんが声をかけてくると思います。
まずは「今日いくつか店舗を廻って、一番良いお店でこの商品を買おうと思っている」とでも言っておきましょう。
ただなんとなく商品を見ているだけなのか、特定の商品を買うことを目的として来店しているのかはっきりさせておくことが大切で、そうすることで店員さんも営業スイッチを入れてくれます。
ようやくここからが価格交渉のスタートとなりますが、まず交渉の導入部分は特に重要です。
つい数行前に、王手家電量販店であればネットの最安値は確実に意識している。と力説しましたが、お店の方は最安値の存在は知らないふりをします。当然できるだけ高く売りたいのですからネットの最安値など邪魔でしかないわけです。
なので先手を取ってまずは単刀直入に「ネットでは~円(最安値)で売ってました」とはっきりと伝えましょう。
自分が最安値を知る者(なんか格好いい)であることを店員さんに伝えるのです。
店頭価格13,000円、ネット最安値10,000円の商品の場合、交渉のスタートラインはあくまで13,000円ではなく、10,000円なわけです。
最安値を知っている旨を初めに伝えておかないと、店員さんは「う~んそれじゃあ、13,000円のところを12,000円にします!1,000円も安くしたから買ってよ!」となってしまいます。
価格交渉はRPG同様ターン制です。相手に「値下げをした」というターンはあまり回さないほうが良いというのが鉄則となります。
なので仮に、価格交渉を13,000円→12,000円→10,000円と進めていった場合、
価格はネットの最安値の10,000円になっただけなのに、店員さんとしては「もう2回も値下げに応じたじゃん・・・」という気持ちになります。そして僕のような気弱なお客さんは「もう2回も値下げしてくれたし買おうかな・・・」という雰囲気になってしまいます。
まず「ネットでの最安値は10,000円なんですよ」と先手を取って店員さんに伝えることで、価格交渉のスタートラインが10,000円になり、その間の余計な相手のターンをスキップすることができます。
RPGでもウノでも人生ゲームでも、結局相手のターンは飛ばしてしまうのが最も安全なんです。
ネットの最安値の質を見抜く
勿論、10,000円という最安値を伝えたところで、お店がそれに応じてくれるとは限りません。
応じてくれるかどうかは、価格.comで公開されている最安値の質によります。
市場価格から大きくかけ離れた、とんでもない安値を提示しているネットのお店がある場合は、家電量販店としてもそこの価格競争には着いて来てくれません。
しかし逆に言うと、最安値を提示しているお店がいくつかある。または最安値+2000円前後でいくつかのお店が団子状態になっている場合などは、高確率で店舗も価格.comの最安値に応じてくれます。
なので前もって最安値の質についてはきちんと確認しておきましょう。
ずば抜けて安いお店がある場合は、実店舗で交渉するよりもそこで買ってください(笑)
人気商品は価格更新の通知機能などもを駆使して目を見張っている他ユーザーも多いので、あまり長く残っていることはないかもしれません。
逆に長く残っている場合は、お店が信用できない、取引に不安があるといった事も考えられるので逆に注意が必要。
まずネットの最安値にしてからが交渉の本番!
店舗の価格がネットの最安値までひとまず下がった。さてここからが勝負です。
ここまで長い道のりのようですが、実際の時間では3分程度でしょう。
ネットの最安値に対して店員さんがイエスかノーかを聞いただけなので、さほど時間はかかりません。
逆にここまでは時間をかけてはいけません。さっきも説明しましたが、ネットの最安値がスタートラインなのでここまでの時間は丸っきり無駄です。
店員さんにそこまでは下げられないとノーの返事をされた場合は、自分はスパッと諦めます。
ネットの最安値すら渋っている人から、最終的に最安値以下の価格を引き出すことは難しいでしょう。
最安値からさらに価格を下げさせる!
ここからは最安値から如何に価格を下げるかという交渉になります。
前もって一つ理解しておかなければいけないのが「これから純粋に価格を下げる交渉は難しくなる」ということです。
当然、お店としてもネットの最安値からさらに価格を下げることはしたくありません。というより店舗の決まりで純粋に価格を下げすぎることはできないことも多いです。
しかしこの限界と思える状況からでもまだ価格を下げることは可能です。単品の1つの値段を下げることに拘りすぎないということが大切で、現実的でかつ成功率の高いものはポイント・関連商品とのセット販売の2つです。
この2つはお店の人も純粋な価格勝負よりもかなり応じやすく、成功率も高い!
まずはポイント交渉からですが、ポイントは最安値にするまでの交渉の時点で既に材料として使われていることも多く、「商品購入で付与されるポイントを考慮して実質ネットの最安値と同じにする」といったパターンがかなり多いと思います。
その場合はさらにポイント率を上げる交渉をしましょう。
ポイントの率は店員さんの裁量で上げることが可能です。高価な商品であるほどポイントのパーセンテージの上昇は大きい割引となります。
ポイントが完全に上がり切ったと思ったら、最後に現金払いにするので数%上げてくれとでも言っておきましょう。最後の切り札です(笑)
「ポイントって次回買い物する時に使わないといけないしお店の思うつぼじゃ・・・」「もう何も買う予定ないかも。」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、お店の思うつぼで問題ありません。家電量販店には確実に何か買うものがあります。
別に高価な家電をもう一つ買わなくても良いのです。家電量販点であっても日用品なども沢山あるし、最近はビックカメラなどでは食品も扱っています。
どうせ買うものを割引・無料にしてくれるなら、それは損ではありません。買わないものを無理やり買うのがいけないのです。
しかし「実質価格」でお得なだけでは気が済まないという方は、2つ目の方法を使いましょう。
関連商品を同時に買って、その商品を即日ポイント利用で支払いをするという方法です。
関連商品とは、パソコンだったらマウス、ゲーム本体だったらソフト、テレビだったらBlu-rayディスクなどの商品ということになります。
関連商品を同時に買うことによって値下げ交渉をより円滑に行うことができます。
この時気を付けなければいけないことは、「関連商品を高い値段で買わない」ということです。
当然、折角最安値以下でメイン商品を購入できても、サブ商品を最安値以上で買っては意味がありません。
サブで買う商品にもきちんと初めの最安値理論を使った交渉をおこなってください。
そうすることで関連商品と合わせたトータルの金額で最安値以下の買い物ができるというわけです。
私は今回、キーボードが別売りであったことを利用し、本体を購入することで付与されるポイントを、即日キーボードの購入に回してもらいました。
まず本体とキーボードをネットの最安値に合わせて貰い、本体のポイントをキーボードに即日利用することでキーボードは最安値からさらに安く購入することができるわけです。
これなら付与されたポイントを、次に来店した時に別の商品を購入して利用する。といった面倒な作業はなくなります。これなら「実質お得」ではなくただただお得です。
ポイントの利用は次回来店時と言っているお店でも、2つの商品を2回に分けてレジに通せば即日利用できる所もあるので交渉してみましょう。
できれば複数の店舗を廻る!
1件目でうまく最安値以下の価格を引き出せたとしても、そこで諦めてはいけません。むしろ勿体ないです。
店員さんには「もう少し考えてみる」と伝えて、2件目に行きましょう。
お店を出る時は、対応してくれた店員さんにお礼を言って。名刺をきちんと貰っておきましょう。折り返して来店することになった時に便利です。
そして2件目でも同じやり方で、価格交渉の導入として最安値を店員さんに伝えるわけですが、当然1件目で価格.comの最安値以下の値段を引き出せた場合は、その価格を伝えます。
ネットの見ず知らずのお店の最安値より、近所のライバル店の最安値のほうがお店の方にとっても衝撃です。価格交渉は1件目よりもよりスムーズに進むと思いますよ。
このやり方で僕は3店舗を廻りました。
- 1件目:ネットの最安値?むりむり
- 2件目:ポイント考慮して実質ネットの最安値よりちょっと下げてあげる
- 3件目:キーボードも買うなら本体のポイントの即日利用でキーボードは殆ど無料でいいよ
1件目は5分程度で交渉決裂、2件目で最安値以下を引き出し、3件目でそれを材料にポイント・関連商品を駆使してさらに価格を下げる。といった流れでした。こうして見るとかなりうまくいったほうですね。
なので価格.com最安値の15,000円引きで買えた。という記事タイトルですが、15,000円の内訳としてはキーボードをほとんど無料で買えたという要因が大きいです。
商品を安く買えた後は、浮いたお金でお寿司でも食べましょう。ここは貯金ではなく散財するべきです(笑)
以上、私がSurface pro4・キーボードを価格コム最安値より15,000円安く買えた方法の一部始終を解説しました。
ネットの最安値が本当の最安値ではないのです!皆さんもどんどん交渉してみましょう。
一度成功したらネットのワンクリックで物を買うよりも、何倍もの満足感を味わうことができますよ!