画像・デザイン、ライティングなど、幅広い分野に活用されるAI技術。特にここ1ヶ月は、主に画像生成の分野で、『mimic』『お絵描きばりぐっどくん』『AIピカソ』などのサービスが話題を生みました。
そんな中、9月5日にリリースされたのが、『おしゃべりひろゆきメーカー』。2ch創設者である、ひろゆき(西村博之)氏のAI音声を用いたジェネレーターコンテンツであり、あたかもひろゆきが話しているかのように音声を生成できるということ。SNS上で展開される動画を見ていても、かなり面白そうなので早速遊んでみました。
一般ユーザー向けのAIコンテンツということで、UIは非常にシンプル。入力窓に音声生成したい文章を入力するだけ。
とりあえず「それってあなたの感想ですよね」という一文を出力しましたが、10数秒程度で音声動画が生成されました。早い。音声はMP4形式でダウンロードが可能。丁寧にも、ひろゆきのライブ配信の様子とともに動画にしてくれます。
色々音声をつくってみて気づいたのですが、気軽に楽しむなら、何かしらの名言をひろゆきに話してもらうのが面白いです。
その際の、コツは「原文をそのまま入力するのではなく、ちょっとひろゆき風に変換してあげる」ことかなと思います。少し斜に構えるというか、遠回しな物言いというか・・・「これって〇〇では常識なんですけど~」「普通に考えて~」とかのワードチョイスがイイです。
こんな風に、名言をちょっとひろゆき風に変換するだけで面白いというのは、このジェネレーターのクオリティが高いからこそですね。誰でもすぐ面白い音声をつくることができるのでぜひ試してみてください。
例えば、エヴァンゲリオンの綾波レイの名言、「あなたは死なないわ。私が守るもの」も、ひろゆき風に変換するとここまで面白くなります(笑)
「信頼しているインフルエンサーランキング」で、HIKAKINに次いで2位のひろゆきに何でも話してもらえるということで、まずは自分のこのサイトについて宣伝・紹介してもらうことに。
おおおおおこれは感動!!なかなかのクオリティで音声が出力されました。あたかもひろゆきがライブ配信で当サイトについて紹介してくれるかのような臨場感で、音声の繋ぎやトーン、息継ぎなどにも不自然さはそこまでありません。ここまでのクオリティだとは正直思っていませんでした。
そんなエンタメ性抜群のサービスということで、さっそくTwitterではひろゆきにいろいろな音声を話させる動画が投稿されてバズっています。
「おしゃべりひろゆきメーカー」の開発元は、AIベンチャーの「株式会社 CoeFont」。2020年に設立したばかりで、東工大ベンチャーに登録されている企業。主に音声AIの分野で研究開発を行なっています。
代表的なサービスはAI音声プラットフォーム「CoeFont」。AI音声技術を活用して、4,000種類以上の声で自由な文章を自然に読み上げることが可能とのこと。今回の「おしゃべりひろゆきメーカー」のクオリティを見ても、同サービスにもかなり期待ができそうですね。また記事でもご紹介できればと思います。