【2017年】Google Analytics認定資格の試験対策・勉強方法まとめ

GoogleAnalytics個人認定資格(GAIQ)というものをご存知でしょうか。

その名の通り、Googleが提供するサイトのアクセス解析ツールGoogleAnalyticsの公式の認定資格です。

ウェブサイトの運営にあたって、Analyticsを利用している方は沢山いると思いますが、Google公式の認定資格の存在は意外に知らない人も多いのではないでしょうか。

このAnalyticsの認定資格、GAIQは有用な割には誰でも簡単に勉強・受験することができる、ある意味で非常にコストパフォーマンスの良い資格です。

資格受験は自宅のPCから、無料で何度でも受験可能という手軽さで、なおかつ勉強方法もGoogleが公式にレッスン動画や練習問題などわかりやすくものを沢山用意してくれています。

GAIQは就職や転職対策の武器として習得するというよりは、習得の過程で実際の現場で活用することができる実用的な知識を得ることができるという側面が大きい資格だと感じます。しかし近年はSEO対策などのWebコンサルタントを専門とする企業も増えてきている中、サイトのトラッキングは非常に重要視されています。GoogleAnalyticsの深い知識を有していることは確実に就職・転職時にも大きな武器になることでしょう。

先日自分もこの試験に合格することができたので、実際に自分の勉強方法などをまとめてみました。

GoogleAnalytics個人認定資格とは

試験内容

試験はネット環境のあるPCがあればどこからでも受験可能。受講料は無料で、再受験は1週間後に可能。

時間は90分全70問で80%(56問)正解で合格。内容は4~5択の選択式(複数選択有)。

かけられる時間は単純計算で1問あたり1分17秒となりますが、あまり長い時間悩むような問題はありません。

きちんと対策していれば即答できるような問題内容が多いと言えます。

資格の有効期限は18か月で、再び取得するにはもう一度試験を受験する必要があります。

受験方法

受験資格などは特にありません。

Google Partnersのアカウントを作成後、ログインし「認定資格」の欄からGAIQを選択し試験を開始できます。

試験対策・勉強方法のまとめ

Google Analyticsを実際に使用する

認定試験の受験を考えている方で、Analyticsをまだ全く使ったことがないという人はあまりいないかもしれませんが、利用経験のない方は、是非一度試験対策に入る前に利用してみてください。

具体的な使い方は公式の勉強ツールの中でも学ぶことができるので、まずは用意するだけでも良いかもしれません。必要なものはGoogleアカウントとAnalyticsを使用する自分のサイトです。HTML内にトラッキングコードを入力することができるのであればブログ等でも構いません。

自分はAnalyticsは数年間利用していましたが、基本的なレポートの確認程度にしか使ってはいなかったので、別段特別な利用経験がなければいけないということはありません。

Google Analytics Academy

Analytics認定試験の特徴の一つは、公式が試験対策ツールを豊富に用意してくれているという点。Google Analytics AcademyでAnalyticsの活用方法についてコースに分けて詳しい内容をまとめてくれています。

コースはAnalyticsの初心者・上級者向けコース、Googleタグマネージャの基礎コースの3つが用意されています。

認定試験で出題されるのは、タグマネージャ基礎コース以外の2つからになります。

レッスン動画

各コースは内容をいくつかのパートに分け解説しています。パートごとに講師によるレッスン動画がきちんと用意されているので、非常に内容の理解がしやすいと思います。

レッスン動画には主に2種類あり、講師がそのパートの内容を解説しているものと、Analyticsのデモ画面を見ながら講師の解説を聞き、自分も一緒に操作を行うものとがあります。

パートによってレッスン動画の内容は変わりますが、動画の音声は全て英語になります。すべて日本語字幕に対応しているので、よっぽど英語に自信がある方以外は、字幕設定をして勉強したほうが良いと思います。多少不安のある翻訳内容になっている事もありますが、概ねオート設定での字幕内容で問題ありません。

各動画は全て文字で書き起こされたページも用意されています。こちらも元ページは全て英語になるので、ブラウザで日本語に翻訳して活用しましょう。自分はデモ動画以外の講師の解説パートに関しては、見やすいので文字に起こされたページを用いて勉強していました。

練習問題

各パートの最後には、そのパートの理解度確認として練習問題が用意されています。内容は実試験と似たようなものになっており、10数問が出題されます。

練習問題の完了後、採点を行い正答率を教えてくれます。間違えた問題の回答は提示してくれませんが、間違えた問題とその問題を解説していたパートを教えてくれます。

認定試験の難易度も練習問題に近いので、練習問題を行うと実試験の内容も大よそ予想がつくと思います。各パートの内容がきちんと理解できていれば、然程難しいと感じる問題は出てきません。

多少教習所の学科試験のような問題の文章の解釈に振れがあり、それが原因で間違えてしまうような問題もありましたが。

Google Analyticsヘルプセンター

その名の通りAnalyticsのヘルプとして利用方法を記載しているページになります。

アカデミーの各パートの中で理解が追い付かない内容があれば、こちらで確認してみても良いでしょう。あくまでアカデミーでの学習の補佐的な役割で利用すれば良いと思います。

各パートの下部分には、そのパートの内容に応じたヘルプページのリンクが貼られているので、そこから利用するのが便利ですよ。Analyticsの学習の中では非常に多くの専門用語が登場するので、ヘルプ内の用語集も結構使えます。

学んだ内容は即実践!

アカデミーやヘルプセンターの内容だけ勉強していても、あまり頭に入ってこない部分も多くあります。

なんといってもAnalyticsを使って学んだことを逐一自分で実践してみないと、覚えたつもりでもすぐに内容は忘れてしまいます。認定試験に合格するだけであれば問題ないと思いますが、実用的な面で考えると今後も学んだ内容を使っていかなければ意味がありません。

前述したように実際のAnalyticsの画面を用いたデモ動画なども用意されているので、実際に自分でAnalyticsを動かしてみながら勉強するほうが理解も早く、内容もより身につくことでしょう。


上記が主な自分の勉強方法です。自分は1日に1時間程、1度にアカデミーの1パートを目安に勉強し、2週間ほどで習得できました。総勉強時間は12~14時間くらいになるでしょうか。

結構じっくりとAnalyticsを実際にいじりながら進めたので、10時間弱時間が取れれば十分合格できると思います。

受験で気を付けること

正直あまりありません。時間はたっぷり用意されているのであまり焦る必要はないと思います。

ネット環境さえきちんと安定したものを用意すれば、それほど集中し構えて受験することもないです。どうせ落ちても1週間後には受験できますし(笑)

忘れてはいけないのが認定資格そのものの習得より、その学習過程でAnalyticsの活用方法を身に付けることが大切ということです。

正直試験自体は他の資格試験と比べても簡単で対策に必要な時間もコストも少ないです。ですがあまり短期間に内容を詰め込んで受験するよりは、長い目を見てゆっくりとAnalyticsを実際に利用しながら学んでいけば自ずと習得できると思います。

非常に自分のスキルアップの一環として役に立つ資格だと思うので、是非空いた時間があれば受験してみてくださいね。

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